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火星に生命体が!

今しがた、NASAが火星に生命体の痕跡を発見したというニュースを発しました。


遠くの宇宙に目が行きがちですが、極めて近距離にある太陽系をより調査するのべきなのかもしれませんね。


せっかくなので、火星についてのSpaceLabの資料をそのまま掲載します。


以下、内部資料のコピー


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太陽系の赤い惑星


火星は、太陽系で4番目に太陽に近い惑星で、その独特な赤みがかった外観から「赤い惑星」として知られています。この色は、地表の岩石や砂に含まれる酸化鉄(錆)が原因です。火星は地球の約半分の大きさで、大気は非常に薄く、その95%以上が二酸化炭素で構成されています。


探査の歴史と現在のミッション


火星は、古くから人類の関心を集めてきました。19世紀後半には、イタリアの天文学者ジョヴァンニ・スキアパレッリが、望遠鏡で観測した火星の表面に「カナーリ(溝)」を発見しました。彼はこれを自然の地形と考えましたが、英語に翻訳される際に「Canals(運河)」と誤訳され、「火星には高度な文明が存在し、運河を建設しているのではないか」という憶測が広まりました。この誤解は、H.G.ウェルズのSF小説『宇宙戦争』などの創作物にも影響を与え、火星へのロマンを掻き立てるきっかけとなりました。


20世紀後半から、各国が火星探査機を送り込み、この惑星の謎に迫ってきました。アメリカ航空宇宙局(NASA)の探査機「バイキング」は、1970年代に火星に着陸し、地表の画像を初めて地球に送信しました。その後も、探査車「キュリオシティ」や「パーシビアランス」が、火星の地質や過去の水の痕跡を調べています。特にパーシビアランスは、将来の有人探査に向けた技術実証や、岩石サンプルの採取といった重要なミッションを担っています。


地球との類似点と相違点


火星は地球に似た特徴も持っていますが、大きな違いもあります。火星には地球と同じように北極と南極に氷の冠があり、季節によってその大きさが変化します。また、火星の1日は地球とほぼ同じ約24.6時間で、地軸の傾きも地球に近いため、四季が存在します。


しかし、火星の環境は地球に比べて非常に過酷です。平均気温はマイナス60℃と極寒で、薄い大気は生命の存在に必要な液体の水を維持できません。地表は常に放射線にさらされており、大規模な砂嵐が惑星全体を覆うこともあります。これらの厳しい条件が、火星での生命探査や将来の入植計画における大きな課題となっています。


火星への夢


近年、イーロン・マスク率いるスペースX社など、民間企業も火星への有人探査・入植を目指す動きを活発化させています。火星に人類が住むというSFのような話は、もはや夢物語ではなく、現実的な目標となりつつあります。火星の探査は、地球外生命の可能性を解明するだけでなく、地球の未来や人類の生存戦略を考える上で、非常に重要な意味を持っています。火星は、私たちに「人類の次のフロンティア」という壮大な夢を見せてくれる惑星なのです。

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