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3I/ATLAS
​    襲来!

2017年オウムアムア、2019年ボリソフ

そして、今、観測史上3度目の恒星間天体が飛来中。

2025年9月上旬時点で、木星を通過。

10月29日には太陽に接近。

​その後、12月19日頃に地球に最接近。

​知的生命体の探査機なのか?!

3I/ATLASは、太陽系外から来た天体として、地球の天球近傍を通過することが確認された3番目の天体です。天文学者たちは、その軌道が双曲線状であることから、この天体を恒星間天体と分類しています。

言い換えれば、太陽の周りを回っているわけではありません。

​軌道を過去にさかのぼって追跡すると、この彗星が太陽系外からきたことは明らかです。

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どこを飛ぶ

地球に最も近づく距離は約1.8天文単位(約2億7000万キロメートル)です。

2025年10月29日頃に太陽に最も接近します。その距離は約1.4天文単位(約2億1000万キロメートル)で、火星の軌道のすぐ内側になります。

​この恒星間天体の大きさと物理的特性は、世界中の天文学者によって調査されています。3I/ATLASは2025年9月まで地上望遠鏡で観測できる見込みですが、その後は太陽に近づきすぎて観測ができなくなりますが、2025年12月初旬には太陽の反対側に再び現れ、新たな観測が可能になるでしょう。

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発見

チリのリオウルタドにあるNASAが資金提供しているATLAS(小惑星地球衝突最終警報システム)調査望遠鏡は、2025年7月1日に小惑星センターに3I/ATLASの観測結果を初めて報告しました。

​最初の報告以降、発見前の観測は世界中の3つの異なるATLAS望遠鏡のアーカイブと、カリフォルニア州サンディエゴ郡のパロマー天文台のカリフォルニア工科大学ツビッキートランジェント施設から収集されました。

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恒星間天体はいくつ発見されているの?

​3I/ATLASは、観測された3番目の恒星間天体です。2017年に発見されたオウムアムアは、最初の恒星間天体として知られており、2番目は2019年に発見された2I/ボリソフです。

3I/ATLASの大きさはどれくらいですか?

小惑星ですか、それとも彗星ですか?

​天文学者たちはまだ3I/ATLASの大きさを把握しておりませんが、観測から活動的であることが分かっています。つまり、氷の核とコマ(太陽に近づく彗星を取り囲む明るいガスと塵の雲)を持っているということです。そのため、天文学者はこれを小惑星ではなく、彗星に分類しています。

どれくらいの速さで動いていますか?

非常に速いです。発見されたとき、時速221,000キロメートル、秒速61キロメートルで移動しており、太陽に近づくにつれ速度が増すでしょう。

地上から観測できますか?

​明るさは2等~4等程度と予想されており、空の暗い場所であれば見えるかもしれません。しかし、かすかにしか見えず、双眼鏡や望遠鏡がないと観測は難しいでしょう。

ハッブル宇宙望遠鏡などの大型宇宙望遠鏡が観測しており、肉眼での観測は分からない詳細な画像が公開されております。

太陽の前を通過する際に光が遮られる「掩蔽(えんぺい)」現象を観測することで、天体の大きさや形、周囲の大気などを調べることができます。

​観測に成功すれば、3I/ATLASの物理的な性質に迫る貴重な情報を得られると期待されています。

ぜひ、志賀高原で見てみましょう!

​我々には天文システムがありますので、写真や動画におさめることが可能です。※予定通りの軌道であれば

NASA/花山天文台/志賀高原SpaceLab

Nobody can deny that there's something there.

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