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皆既月食がくる!

これよりも赤く見えるでしょう

皆既月食とは、月が地球の影に完全に隠されることによって起こる天文現象です。


仕組み


皆既月食は、太陽・地球・月がほぼ一直線に並び、満月が地球の濃い影(本影)の中に入ることで起こります。月食は満月の時にしか起こりません


なぜ赤く見えるのか


皆既月食中の月は、真っ暗になるのではなく、赤銅色(しゃくどういろ)やオレンジ色に見えます。これは、地球の大気がプリズムのような役割をはたすためです。

太陽光が大気を通過する際に、波長の短い青い光は散乱されやすいため、青い空や夕焼けの原理と同じように、波長の長い赤い光だけが月に届きます。さらに地球の大気がレンズのように光を屈折させるため、わずかな赤い光が月に当たり、月を赤く照らします。


月食の進行


月食は以下の段階で進行します。


①半影食の始まり:月が地球の薄い影(半影)に入り始めますが、この段階ではほとんど変化は分かりません。


②部分食の始まり:月が地球全体の濃い影(本影)に入り始め、月が欠けて見え始めます。


③皆既食の始まり:月全体が本影に入り、赤銅食の月が見え始めます。


④食の最大:月が本影の中心に最も近づき、最も赤く見える時間です。


⑤皆既食の終わり:月が本影から出始め、再び明るさを取り戻し始めます。


⑥半影食の終わり:月が半影から完全に出ます。


2025年9月8日の皆既月食について


9月8日未明から明け方にかけて、日本全国で皆既月食が観測できます。日本で皆既月食がみられるのは、2022年11月以降約3年ぶりとなります。


観測時間(全国共通)


・部分食の始まり:午前1時27分頃

・皆既食の始まり:午前2時30分頃

・食の最大:   午前3時12分頃

・皆既食の終わり:午前3時53分頃

・部分食の終わり:午前4時57分頃


この月食は、月が地球の影の中心近くを通るため、皆既食の時間が約83分と比較的長くなります。特別な機材がなくても肉眼で楽しめますが、双眼鏡や望遠鏡を使うと、より詳細な月の様子や色の変化を観察することができます。


かりに、これを見逃してしまっても半年後に「皆既月食」がきます。


しかし、それすらを見逃してしまったら、次は2029年です。


午前3時など厳しい時間帯ですが、ぜひ宇宙の神秘に触れてください!

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