
いま星空で何を見るべきなのか?!
- hoshizora2307

- 9月12日
- 読了時間: 3分
どうも、hoshizora2307です。
突然ですが、みなさん、夜空を見上げていますか?
スマートフォンの画面もいいですが、たまには本物の大画面、そう、夜空のスクリーンを眺めてみましょう。いま、この瞬間に夜空に輝いている、とっておきの星々を紹介します。
まずはご挨拶、夏の三角から秋の四角へ!
夏の夜空の主役といえば、織姫ことベガ、彦星ことアルタイル、そして白鳥の尾の星デネブが結成する、スーパートリオ「夏の大三角」。いまでもまだ空の高いところで、名残惜しそうに輝いています。
ベガはまるでツンデレなアイドル。一等星のくせに、ちょっとクールな光を放っています。
アルタイルはまるでスポーツ選手。速く回転しているせいで、形がちょっと楕円形になっている、ユニークな星です。
デネブは白鳥のしっぽ。はくちょう座の仲間たちと一緒に、天の川を悠然と泳いでいます。
ですが、彼らもそろそろお役御免。
次に主役の座を狙っているのが、秋の星々です。東の空には、もう次のスーパースター候補が顔を出しています。
そう、これぞ「秋の四辺形」!
これは、大きな四角形を作る4つの星のこと。
マルカブとアルゲニブ、アンドロメダ座のアルフェラッツ、そしてアンドロメダの鎖の星アルマクです。
なんだか、秋の星ってちょっと地味?
いやいや、そんなことはありません!
この四角形、実はとんでもない秘密を隠しているんです。
お隣の銀河にワープ!?
アンドロメダ座の物語
先ほど登場したアルフェラッツは、ペガスス座とアンドロメダ座の両方に属する、ちょっと欲張りな星。このアルフェラッツを起点に、アンドロメダ座をたどっていくと、ぼんやりと光る、不思議な塊が見えてきます。
これが、我らが天の川銀河のお隣さん、アンドロメダ銀河(M31)です!
肉眼で見える最も遠い天体として知られており、なんと250万光年も離れています。つまり、いま私たちが見ているアンドロメダ銀河の光は、250万年前に旅立った光なんです。想像してみてください。250万年前といえば、人類の祖先がまだアフリカで狩りをしていた頃です。そんな昔の光が、いま私たちの目に届いているなんて、ロマンがありますよね!
夜空の女王、カシオペヤ座に会いに行こう!
北の空に目を向けると、アルファベットの「W」や「M」のような形をした、覚えやすい星座があります。これぞ、夜空の女王カシオペヤ座!
カシオペヤ座は、北極星を探すための道しるべにもなる、とっても頼りになる存在です。
この「W」の真ん中の星から、北極星をめざして線を引いてみてください。きっと北極星が見つかるはずです。
北極星は、地球の自転軸の延長線上にあるため、ほとんど動かないのが特徴。カシオペヤ座は、そんな北極星をグルグルと回る、まるで忠実な家来のようです。
さあ、いかがでしたか?
普段は気に留めることもない夜空ですが、少しだけ見方を変えると、まるで壮大な物語が隠されていることに気づきます。
今夜はぜひ、空を見上げてみてください。遠い昔から届く光を眺めていると、きっと何か新しい発見があるはずです。


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